2021/04/03-04
Tour du Pays de Lesneven (123J / Course par étape)
ツール・ドゥ・ペイ・ド・レスヌヴァン (第一カテゴリー/ステージレース)
<使用機材>
自転車:ARGON18 GALLIUM PRO (ロード) / E117TRI (TT)
ホイール:CITEC 8000CX ULTRA-53 / CORIMA ディスク (TT)
ギヤ比:54-38 11-28T (ロード) / 54-42(Osymetric) 11-25T (TT)
<第一ステージ Plounéour-Brignogan-Plages - Lanarvily >
距離:125.3 km
結果:115 / 200 位 (Top+ 25分39秒)
初日はスタート20kmの海沿いの高速・横風区間、45km地点から細かい上りを繰り返す区間、そしてテクニカルで難易度の高いゴール周回と3つのセクションに分かれる非常に厳しいコース。
前日から現地入りし、コース試走も行って準備は完璧に行えていた。
しかし、当日の朝になり体調の異変を感じ、遠征に持ち歩いている体温計で体温を測ると若干の微熱が。
しかし、監督と相談してとにかくスタートしてみないことには何も分からないと、出走を決めた。
完全にこの日は自分のレースではないので、チームのために前半の逃げに乗るチャンスを狙って動くが、序盤は横風の影響で超高速となり逃げが決まるどころではない。
そうこうしているうちにズルズルと集団後方に下がっていき、あっけなく最初のスプリントポイントの14km地点で集団からちぎれてしまった。
しばらく一人で走った後、先に遅れていたチームメイトが追いついて二人旅に。
さらにグルペットを捕まえてそのグループでゴールまで行くこととなった。
リザルト上では115位になっているが、実際の順位は分からない。一緒にゴールした選手がリタイヤ扱いになっていたり、もっと大きく遅れた選手が自分より前でゴールしていたり...。
フランスではよくあることだけれど、リザルトは大切なところなのでしっかりとして欲しい...。
<第二ステージ Lesneven - Lesneven>
距離:14.6km
結果:14 / 21 位
第二ステージは午前中のチームタイムトライアル。
体調はやはり万全ではないため、2カテの総合成績に絡んでいるチームメイトを最後の4人に残すために、途中まででもいいからとにかく引き切れという指示のもと走った。
自分の役目としてはラスト3kmの大きな上り区間までで長く速く引くこと。そして、下り区間でスピードを上げ切ること。
25秒〜30秒程度で先頭交代を繰り返すが、調子が最悪ではなかったので40秒近く牽引を続ける。
7kmを経過して折り返し地点では、Uターン前で30秒、立ち上がりで30秒の約1分を牽引。
その後は通常通りの25秒程度で交代をし、いよいよ最後の仕事区間へ。
800m近くある長く勾配のある下り区間で75km/h以上をキープして牽引。
54-11Tで140RPM近く回っていたが、トラックレースで磨いたペダリングスキルをここで発揮することができた。
登り返しで先頭を代わり、そこで自分は遅れて残り3km地点で離脱となった。
チームは21チーム中の14位となったが、同じN2リーグに登録するチームの中では4位だった。
<第三ステージ Lesneven - Lesneven>
距離:129.3km
結果:28 /123 位 (完走 94人)
午前のTTTを経て、午後の最終ステージは129kmのロードレース。
「もうここまで来たならやるだけのことをやるのみ」と雑念を消してレースに挑んだ。
チームとしては第二ステージ終了時点で2カテの総合4位、5位につけている二人をベストなグループに入れることが重要だったが、もはやワンデイレースである展開の中では各個人の力と判断が求められた。
第一ステージに比べると風も穏やかでコース自体も比較的簡単。ゴール周回も道幅が広く難易度は低かった。
しかし海沿いなど前日と同じところも何度も通過するため、やはり横風や位置取りには注意が必要だった。
序盤から常に良い位置でレース進め、1回目の山岳ポイントも落ち着いて通過していく。
20〜30番手あたりを前後しながら位置取りしていくが、特に危険な雰囲気も感じないまま中盤に。
2つ目の山岳ポイントから一気に3つ連続するこの日の難関区間に差し掛かるところで集団が活性化して逃げが決まる。
ここで真剣に逃げに入ることを考えていれば十分に入ることができたが、この時の自分には逃げに加わっていく自信がなかった。
今思えば、そんなことは考えずとにかく食らいつくべきだったが...。
20人前後の逃げになり、集団はコントロールするチームもなく不活性化。
今さら遅いよ...という単発なアタックと吸収を繰り返すフランス的な状態に。
そして、ゴール周回に入る直前で追走に成功。タイム差は1分10秒。
SOJASUN-ESPOIRの選手と二人で追走を続けたがしばらくして彼は諦め、自分が単独に。
単独で追走を続けるが前との差は縮まっていかず、後ろから来た総合リーダーを含む追撃グループに合流。
再度前との差が縮まっていくが、ここで自分も限界を迎えて上り区間でグループからこぼれてしまった。
チームカーを辿って耐えるが、二つに割れた後方組に入ることに。
最終周回でさらに後ろからチームメイトを含むグループに合流され、最後は24位争いの15人程度のグループスプリントで4着となり28位となった。
<レースを通して>
元々シーズン前半のターゲットにしていて、さらにおそらくロックダウン前最後となるであろうレースだったので、非常に楽しみに狙ってコンディション作りをしてきた。
しかし、直前で体調を崩し、力を発揮しきれなかったことは本当に残念で仕方がなかった。
それでもチームTTではやれる限りの仕事をして評価を得て、最終ステージでは自分でも信じられないけれどレース中にコンディションを取り戻して終盤には追走に出ることができた。
どんなに体調が悪くても、どんなに辛くて苦しくても、諦めずに常に力を出し続けることがどれほど大切なことか、大きな経験をしたレースだった。
しかしそれでも、第三ステージでは体調の悪さを言い訳に、逃げに入ることを躊躇してしまった。
そういった部分で心の弱さがまだ露呈してしまう部分を、修正しなければいけない。
これでおそらく一旦レースが途絶えてしまうと思われるが、この期間を無駄にはせず、リスタートした時に必ず表彰台の頂点に立つことができるように準備をしなおしていく。
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