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  • 執筆者の写真Kakizaki Eugene

<レースレポート> Boucles Nationals Du Printemps

2021/06/11~13 Boucles Nationals Du Printemps (Coupe de France N2 #2)


<第1ステージ> 150.3km Villars en Pons - Villars en Pons

前半20km~50kmの間に5つの山岳賞が集中し、その後は高速の展開が予想されるコース設定。

前半は山岳賞をきっかけにした攻撃に注意し、後半は横風やタイミングアタックによる分断に警戒してゴールを目指す展開。

雲ひとつない晴天となり、気温は35℃近くまで上昇し暑さとの戦いでもあった。

最初のKOMまでは集団の中でゆっくりと体がオーバーヒートしないようこなし、KOM区間が始まってから徐々に前方に移動していき、3つ目以降のKOMでは先頭で展開して有力勢の攻撃に参加していく。

集団も勢いは止まらず逃げができるほどには至らないが、分断と吸収を繰り返す展開は決して集団にも楽ではなく、前方で展開に加わっていたことは精神的にも体力的にも優位に進んだ。

山岳区間が終わると平坦の横風区間が始まり、何度か集団の分断が発生しかけるが、冷静に状況を見極めて、踏みすぎず出遅れず力を温存しながら前方で展開する。

チームメイトが逃げに加わったり単独で飛び出たりと積極的に動くが、自分はあくまで最終展開に備えて静観。

残り30km地点付近の小さな上りで大きな動きが発生し、自分は最終便で分断されて25人ほどになった先頭集団に加わるが、人数が多すぎたせいか勢いが止まってしまい10分後くらいには吸収されてしまう。

その展開で力を出しすぎてしまった感は否めず、その後少々の間キツい時間に入ってしまった。

そして残り20kmを切って最終盤となったところで分散攻撃がかかり、5人、3人、3人、、、といった形でパラパラと逃げが形成され、自分はそこで集団に残ったスプリンター陣を意識しすぎてしまい、逃げに乗り遅れてしまった。

合計で20人強の先行グループとなってしまったためにほぼ各チーム最低一人は逃げに乗ったことで集団は完全に止まってしまう。

Valletからは一人も逃げに入れず、本当なら全力で追走に回らなければいけないところだったが、人数が集まらず何もできないまま逃げは確定しまった。

自分は最低限、集団スプリントの先頭を取るべくスプリントに切り替えて走り、最後は集団の3着・25位となった。(2着の選手を差し切ったはずなのだが...)


最終盤での一瞬の躊躇で勝ちを逃してしまった。

スプリンターとして他チームのスプリンターをマークして走る指示を受けていたため、あの瞬間の判断は難しいものがあった。

しかし、そういう状況で自分の嗅覚を信じて積極的に走る力がアマチュアレースで結果を残すためには問われるので、あともう少し積極的に、あともう少し冷静に俯瞰的にレースを見て展開していきたい。


このステージでは敢闘賞を受賞した。



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