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  • 執筆者の写真Kakizaki Eugene

<レースレポート> TOUR DE LOIRE-ATLANTIQUE

2021/05/28~30 TOUR DE LOIRE-ATLANTIQUE (ELITE NATIONAL)

       ツール ド ロワール・アトランティック(エリートナショナル)


5/28 ステージ1(プロローグ):2km個人追い抜き @Velodrome Petit Bretonne Nantes

           結果:80位(トップ+15秒)


大会初日のプロローグTTはナント市街地にある一周500mのバンクを使った2km個人追い抜きで行われた。

ロードバイクでバンクを走るというなかなか珍しい形式のレースだったが、久々のトラックレース(?)はとても楽しみだった。

自分のスタートは夕方17時57分。

朝軽くローラーで脚を回し、午後はゆっくりとリラックスして準備を進め、ウォームアップは普段トラックレースで使っているものを行う。

目標タイムは2分35秒としてイメージをしてレースに挑んだ。

しかし結果は手元で2分38秒。公式リザルトでは2分37秒の80位に終わった。(リザルトは少々適当かと...)

優勝はフランスのパシュート代表のAVC AIX-EN-PROVINCE Ermenalt Corentin選手だった。


5/29 ステージ2:154km Nantes ~ Guémené-Penfao

     結果:21位(トップ+4秒)


大会二日目からいよいよ本格的にレースが始まる。

ナント郊外をスタートし、この地域独特の細かいアップダウンを繰り返して100km進み、ゴールの街 ゲムネ=パンファオに到着してから一周8km弱のゴール周回を7周回してゴールする154km。

大会二日目とはいえ展開はワンデイレースさながらの激しい攻防が続き、最初の1時間を平均時速49km/hで進む超高速レースとなった。

80km地点あたりで総合上位勢を多く含む20人以上の大きなグループが先行し、自分は一瞬の判断の遅れで乗り遅れてしまった。

VCP LOUDEACの選手と二人で追走するが、あともう少しのところで力尽き集団に戻ることになってしまう。

その後先行グループは勢いを失い集団は一つにまとまったので、結果的に自分の行った追走は全く無意味なものになってしまった。。

その後は最後の展開に備えてとにかく回復に努めるが、終始早いままの集団ではなかなか休むこともできず、かなりきつい状態で最後のゴール周回へ。

しかし先頭の逃げが50秒前後で逃げ続けるのに対してスプリントに持ち込みたいチームが集団コントロールをしたためむしろ集団は安定して、うまく最終盤に向けて回復することができた。

残り2周でチームメイトとまとまって位置取りをしていき、最終周回の後半残り5kmからはマークするスプリンターの後ろに単独で位置取る。

ラスト1kmの下りはまさにクレイジーな激しさで、そこで5番手ほどポジションを落としてしまい、残り500mの大落車を避けての最後の上りスプリントは集団先頭には届かず、21位でのゴールとなった。



5/30 ステージ3:147km Guémené-Penfao ~ Guémené-Penfao

     結果:61位


最終ステージはゲムネ=パンファオを発着する147km。

約50kmのアップダウンの続く大周回を2周回したのち、第2ステージと同じゴール周回を6周する147km。

このレースでは逃げグループに入ること、そしてトップ15、10を狙うことを目標とした。

前日のレースではキツイ状況下でも後半に粘り続け最終盤に向けて回復をすることができ、調子の良さを確認できたので、自信を持ってより積極的な展開に挑戦することにした。

総合争いは秒差の接近戦なため、前半〜中盤の逃げは決まりづらく、逃げ切るチャンスがあるのは大周回2周目の後半からゴール周回にかけてのタイミングの、各チームのアシストが消耗してチェックが鈍りエース勢が自ら動かざるを得ない状況になってからだと予想。

もちろん、そこで動くためには相当な力と集中力が試されるが、まずは自分がその展開でどこまでできるかトライすることを目標とした。

監督からの意見で10人以上のまとまった大きな逃げにはチェックしていくことになった。


スタート後から前日に増して激しいアタック合戦が続き、常に攻撃と吸収を繰り返したまま進んでいく。

17km地点の20%越えの急勾配の山岳賞も先頭でクリアし、常に逃げに加われる位置につけるが、どの攻撃も総合優勝を狙うAIX EN PROVINCEがきっちりとチェックに入りそう簡単には決まらないまま距離を消化していく。

そして一周目を完了するころにようやく逃げが決まり、自分はそこには乗れず次のチャンスを待つことになった。

2周回目に入ったところで追走の動きが活発化し、自分も参加していくがどれもうまく決まらず、ただただ消耗を重ねるだけに。

それでも各要所の上りは良い位置でクリアしていったが、コース中盤の緩い上りからの横風の区間で耐えきれず前半分からこぼれて後方グループに入ってしまった。

ここではかなり焦ったが、自分一人でどうすることもできないのであえて周り頼みでとにかくオールアウトしないように走り続け、無事に最後の山岳賞の入り口で前と合流することができた。

レース後半に向かって各チームのエース陣自らが動き出して激しさを増す中、常にレッドゾーンに入ったままとにかく我慢し続けるしかできずに集団にしがみついてなんとかゴール周回には総合リーダーのグループで入ることができた。

しかし残り4周で力尽き、しばらく単独で走り続けた後、完走グルペットと合流して最後は61位(トップ+9分45秒)でゴールした。

レースにも、自身の目標にも、完敗となってしまった。



総合的には、決して悪い結果ではなかったとポジティブに捉えている。

2ヶ月間レースが無く、目標も失いかけながら非常に苦しい日々を送っていたところに、レース3日前に急遽舞い込んできたチャンスとしては、悪くない滑り出しだったと感じている。

準備・調整などとても難しかった中でのステージ21位は、決して絶対値は良く無くても、今後の自信に繋げられる結果だと評価したい。

最終日の完敗も、原因はすでに解析できていてそれに対する対処法も明確に分かっているので、今後継続的に行っていくのみ。


久々にレースを走って、"C'est la vie !!" これこそが人生だ!と感じられた3日間だった。


次戦は6/6、Nouvelle-Aquitaine地方での第1カテゴリーレースの予定です。

今後とも応援よろしくお願いします。


EUGENENDLESS

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